食物アレルギーやハウスダスト、化学物質への過敏反応など、体質に不安を抱える方にとって、海外での生活は「対応してもらえるのか?」「何に気をつければいいのか?」といった心配がつきものです。
特に、毎日の食事や共同生活が中心となる語学留学では、自分に合わない環境が健康に影響するリスクもあります。
ジーニアスイングリッシュでは、アレルギーへの個別対応は基本的に行っていません。
しかし、実際にはアレルギー体質の方がジーニアスに留学し、事前の対策と自己管理によって問題なく過ごしているケースもあります。
「アレルギー持ちだから留学は無理かも」とあきらめる前に、何ができるのか・どんな準備が必要なのかを知っておくことがとても大切です。
この記事では、ジーニアスでのアレルギー対応の方針や注意点、持参すべきアイテム、自己管理のコツなどを詳しく解説します。留学前のチェックリストとして、ぜひご活用ください。
ジーニアスイングリッシュでは、アレルギーを持つ学生への個別対応は原則として行っていません。
これは、食事がビュッフェ形式で提供されること、複数の留学生が同じ設備を共有して生活する環境であることなどから、完全な除去対応や専用メニューの提供が現実的に難しいためです。
【食事に関する対応方針】
ビュッフェ形式のため、すべての料理に使用されている食材の詳細表示は行っていません
アレルゲン(卵・乳・小麦・ナッツ・甲殻類など)の有無が明確に示されることは基本的にないため、食べる本人が判断する必要があります
調理過程で同じ器具・油を使っているため、コンタミネーション(交差汚染)の可能性もあることを理解しておく必要があります
【寮生活に関して】
寮の清掃・洗濯・備品管理は共通ルールに基づいて行われるため、ハウスダストや洗剤アレルギーへの個別対応も不可
自分の生活空間に関しては、ある程度の自己管理で対応することが前提となります
【スタッフの立場】
学校スタッフや食堂スタッフは、アレルギーの専門知識を持つ医療従事者ではありません
医療対応・緊急時の判断・代替食の提供などはできません
とはいえ、「対応してもらえない=滞在できない」ということではありません。
事前にリスクを理解し、自分のアレルゲンや体質をしっかり把握しておくことで、自衛的にコントロールしながら快適に生活している留学生も少なくありません。
次のセクションでは、特に注意が必要な「食物アレルギー」について詳しくご紹介します。
ジーニアスの食事は、毎日3食ビュッフェ形式で提供されています。種類も豊富で栄養バランスも整っていますが、アレルゲン表示は行われておらず、アレルギーのある方は注意が必要です。
【代表的なリスク】
ビュッフェの料理は、卵・乳製品・ナッツ・小麦・甲殻類(エビ・カニ)などが含まれている場合あり
フィリピン料理にはピーナッツソースや魚醤など、日本ではあまり使わない食材が含まれることも
同じ調理器具・油が使われるため、完全除去や分離提供はされていません
【どうやって自衛すればいい?】
アレルギーがあることをスタッフに伝えても、メニューの変更や個別対応は基本的に期待できません
ビュッフェに並ぶ料理は見た目・香り・質感である程度判断し、不明なものは避けるのが安全策
リスクがあると感じた日は、自分で持参した非常食やフルーツ・サラダだけで済ませる選択肢もあり
【準備しておくべきもの】
常備薬やエピペンは必須。発作の経験がある方は必ず携帯しましょう
英語で記載されたアレルギーカードや説明メモを用意し、外食時や緊急時に提示できるようにしておく
「I have a severe allergy to ○○」などの表現はすぐに伝えられるよう練習しておくと安心
【アレルギーの重さによって判断を】
体質やアレルゲンの種類によって、多少の摂取でも命に関わるケースもある
「少しなら大丈夫」という軽度の方と、「完全除去が必要」な方では対応方法も大きく異なる
症状が重度な方は、医師や留学エージェントと事前に十分相談のうえ、滞在可否を検討することをおすすめします
食事だけでなく、寮での生活環境でもアレルギーに関する注意が必要です。特に、ハウスダストやダニ、洗剤や柔軟剤の香料、蚊取りマットや虫除けスプレーなどに反応しやすい方は、あらかじめ対策を取っておくと安心です。
【清掃・リネンの頻度】
部屋の清掃は週1回、シーツなどのリネン交換は週1回、ベッドカバーは月1回交換されます
毎日掃除があるわけではないため、ハウスダストや花粉などに敏感な方は、空気清浄機や掃除用のマスクを持参する人もいます
【洗剤・柔軟剤アレルギーへの対応】
ランドリーサービスで使用される洗剤・柔軟剤は選べません
肌が敏感な方は、現地で自分の洗剤を購入するか、使い慣れた洗剤を日本から持参するのがおすすめ
下着や肌着だけは手洗いで対応する方も
【他の学生との共有環境】
寮は複数人部屋が基本で、他の学生が使用する消臭剤や整髪料・香水が原因でアレルギー反応を起こすケースも
過度に神経質になる必要はありませんが、同室者に簡単に事情を説明しておくことで不要なトラブルを避けられます
寮生活では、自分の体質を理解し、事前にできる範囲の準備やルールづくりをすることが重要です。
完全なコントロールは難しいからこそ、ちょっとした対策が安心につながります。
ジーニアスではアレルギーへの個別対応は基本的に行っていないため、自衛のための持ち物や事前準備がとても重要です。以下は、アレルギー体質の方が安全・快適に過ごすために持参しておくと安心なアイテムとその理由です。
【食物アレルギーの方におすすめの持ち物】
アレルゲンを含まない非常食やレトルト食品
→ 疲れた日やビュッフェに不安がある日の代替として
栄養補助スナックやプロテインバー(日本製)
→ 現地のものは原材料が不明なことも多いため、日本からの持参が安心
英語で書かれたアレルギー説明カードやメモ
→ 外食や緊急時にスタッフへ見せる用(例:I have a severe allergy to nuts.)
【生活環境アレルギー対策グッズ】
使い慣れた洗濯用洗剤・ボディソープ・シャンプー
→ 現地製品は香料が強めな傾向があり、肌に合わないことも
自分用の枕カバーやシーツ(アレルギー対応素材)
→ 寮のリネンが合わない人は、持参することで睡眠の質が改善されることも
小型空気清浄機やマスク
→ 花粉・ほこり・カビなどに敏感な方は特におすすめ
【医療系の準備】
常備薬や処方薬、エピペン(必要な方)
英文の診断書や服薬説明書類(万が一病院に行く場合に備えて)
海外旅行保険(アレルギー発作や救急搬送に対応できる内容を確認)
【現地での工夫】
スマホでアレルギー内容を英語で表示できるようにしておく
「外食時は事前にメニューを確認」「人混みではマスク着用」など、自分なりのルールを決めておくことも大切です
これらを準備しておくことで、いざという時の不安がぐっと減り、日常生活をより安心して送れるようになります。
ジーニアスでは、アレルギーに対する特別な配慮は行っていないものの、事前に申告しておくことで一定の共有や注意喚起が可能です。留学前から情報を開示しておくことで、万が一のときにも対応がスムーズになることがあります。
【出発前にできること】
留学エージェントを通して、アレルギーの内容を事前に学校へ共有してもらう
食べられないもの、避けたい環境(例:強い香料など)を簡潔に英語でまとめておく
対応を求めるのではなく、「この情報を知っておいてほしい」というスタンスが効果的
【現地での相談窓口】
ジーニアスには日本人スタッフが常駐しており、日常的な相談や体調不良時のサポートが可能
医療対応はできませんが、必要に応じて現地の病院への案内や同行が受けられることもあります
【緊急時に備える】
海外旅行保険に加入しておけば、アレルギーによる通院や救急搬送も補償対象になる場合あり
万一の体調悪化時に備え、エピペンや処方薬の携帯は必須。英語の診断書があると病院でもスムーズに説明できます
【まとめ】
相談すれば何かしてもらえるわけではありませんが、「何があっても自分の状態を理解してもらえる体制を作っておく」ことは非常に重要。
そのためにも、渡航前の情報共有と現地での備えはセットで考えるようにしましょう。
ジーニアスイングリッシュでは、アレルギーへの個別対応は原則として行っていません。
ビュッフェ形式の食事ではアレルゲン表示がなく、寮生活でも洗剤や香料、ハウスダストなどの影響を受ける可能性があります。そのため、アレルギー体質の方には自己管理と事前準備が欠かせません。
ただし、準備次第では快適に過ごせるケースも多く、実際にアレルギーを持ちながらも留学を成功させている方はいます。
必要な薬・食品・洗剤の持参、スマホやカードでの英語での説明ツール、非常食の用意などを整えることで、不安を大きく減らすことができます。
また、事前にエージェントや学校に体質を伝えておくことで、現地スタッフが状況を把握しやすくなり、万が一のときにもスムーズな対応が可能になります。
「アレルギーがあるから無理かも」とあきらめる前に、できる準備を重ねることが、安心して学びに集中できる留学生活への第一歩です。
しっかり対策をとって、安全で充実したセブ島留学を実現させましょう。
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