セブ島への留学を計画する中で、多くの方が「保険って本当に必要なの？」「クレジットカードに保険が付いているから大丈夫でしょ」と考えがちです。確かに、多くのクレジットカードには“海外旅行保険”が付帯しており、一定の安心感があります。
しかし、実際のところその補償内容は「短期間の旅行」を想定したものであり、「留学」という長期滞在には不十分なケースもあります。いざという時に「保険が使えなかった」「補償が足りなかった」と後悔しないためにも、正しい知識が必要です。
この記事では、クレジットカード付帯の海外旅行保険の特徴やメリット・注意点について詳しく解説します。そして記事の最後には、ジーニアスイングリッシュがなぜ専用の海外旅行保険を推奨しているのか、その理由もご紹介します。
フィリピンでの生活についてはこちら！
クレジットカードの中には、持っているだけで自動的に海外旅行保険が付いてくるもの（自動付帯）、または航空券などの旅費をそのカードで支払うことで保険が有効になるもの（利用付帯）があります。
これらのカード付帯保険では、主に以下のような補償が提供されます：
傷害死亡・後遺障害
海外での事故などにより死亡、または後遺障害が生じた場合の補償
傷害治療費用・疾病治療費用
ケガや病気で病院を受診・入院した際の治療費を補償
携行品損害
スマートフォンやカメラなどが盗難・破損した場合の補償
賠償責任
第三者にケガをさせたり物を壊してしまった場合の補償
救援者費用
入院時に家族を呼び寄せる際の費用などをカバー
こうした保険が「無料」で利用できるのは一見魅力的に思えますが、実際には注意すべき制限や条件が数多く存在します。次のパートでは、その具体的なメリットと注意点を掘り下げて解説していきます。
クレジットカード付帯の保険には、便利な側面もありますが、過信は禁物です。以下に、主なメリットと注意すべき点を整理しました。
年会費無料カードでも付帯していることがある
一部の年会費無料カードにも保険がついているため、追加費用なしで利用可能です。
複数カードの補償を合算できる場合も
同行する家族がそれぞれのカードで保険を持っていれば、治療費用などは合算できるケースもあります。
簡単・手間いらず（自動付帯の場合）
特別な申し込みや加入手続き不要で保険が使えるのは大きな魅力です。
補償期間が短い（最長90日が一般的）
→ クレジットカード付帯の保険は短期旅行を想定しており、90日を超える滞在には対応していない場合がほとんどです。留学期間にかかわらず、滞在が90日を超えると自動的に補償が終了してしまいます。
「利用付帯」の条件を満たさないと保険が発動しない
→ 航空券などをそのカードで支払っていないと保険が無効になるケースがあります。
補償額が不十分なことが多い
→ 治療費や入院費が高額になった場合、カード保険の上限額ではカバーしきれないことがあります。
日本語サポートやキャッシュレス診療に非対応のケースも
→ 緊急時に英語で対応を求められる可能性があり、不安が残ります。
これらのポイントから分かるように、クレジットカード付帯保険は短期の観光旅行や出張には有効でも、「留学」には不十分である可能性があります。
次のパートでは、実際にあったトラブル事例をもとに、どんな場面でカード保険が頼りにならなかったのかをご紹介します。
ここでは、実際にクレジットカード付帯の保険のみで留学していた方が直面した、よくあるトラブル事例をご紹介します。これらは決して珍しいケースではなく、誰にでも起こり得ることです。
滞在中にデング熱を発症し、4日間入院。クレジットカードの保険は疾病治療費の補償が「30万円まで」だったが、実際の医療費は約45万円。15万円以上を自費で支払うことに。
フィリピンの私立病院では、日本と同じ水準の医療を受けることが可能ですが、その分費用も高額になる傾向があります。
風邪の症状でクリニックを受診しようとしたが、クレジットカード付帯保険にはキャッシュレス診療のサポートがなく、その場で全額支払いが必要に。所持金が足りず、結局受診をあきらめる結果に。
留学生にとって、現地でまとまった現金を用意するのはリスクがあり、緊急時の対応力が問われます。
航空券の手配を旅行代理店に依頼したため、クレジットカードでの支払いがなく、「利用付帯」の保険が発動していなかった。トラブルが起きて初めて、保険が無効だったことに気づいた。
利用条件を把握していなかったことが原因。旅行前の確認が極めて重要です。
クレジットカード会社のサポートデスクは英語対応のみ。電話もつながりにくく、症状説明ができず断念。Googleマップで適当に探したクリニックに飛び込むことに。
体調が悪いときに、慣れない英語で病院を探して説明するのは大きなストレスになります。
これらの事例からわかる通り、クレジットカード付帯の保険では「いざというとき」に十分な支援が受けられないことがあります。安心して留学生活を送るためには、専用の海外旅行保険の加入が不可欠です。
ジーニアスイングリッシュでは、すべての生徒の皆さまに対し、専用の海外旅行保険への加入を強く推奨しています。その理由は明確です――いざというとき、確実にサポートが受けられる環境を整えるためです。
クレジットカードの保険では、滞在が90日を超えると補償が切れてしまいます。
専用の海外旅行保険なら、留学期間に合わせて柔軟に契約可能。安心して勉強に集中できます。
フィリピンの私立病院は医療水準が高い分、費用も高額になることがあります。専用保険であれば、治療・入院費用の上限が数千万円まで設定されているプランもあり、手厚い補償が受けられます。
専用保険の多くには、キャッシュレスでの診療対応や24時間日本語サポート窓口が用意されています。英語が不安な方でも安心して医療機関にアクセスできます。
ジーニアスイングリッシュでは、提携医療機関による医師の訪問診療サービスを毎週実施しています。
このサービスは、海外旅行保険に加入しており、かつ保険会社がキャッシュレス診療に対応している場合に限り利用が可能です。
クレジットカード付帯保険でも、対応条件を満たしていれば利用できるケースもありますが、事前にカード会社へ対応の可否を必ず確認しておくことが重要です。
スマートフォンや現金の盗難、思わぬ事故による損害賠償なども、専用保険であればしっかり補償されます。
ジーニアスイングリッシュでは、留学生活中のトラブルを未然に防ぐためのサポートを全力で提供していますが、医療や盗難といったトラブルに備えるには、ご自身で保険に加入しておくことが不可欠です。
クレジットカード付帯の保険はあくまでも補助的な位置づけとし、主な補償は専用の海外旅行保険に任せるのが最善の選択です。
留学前の準備は大変ですが、保険の選択を軽く考えてしまうと、現地で思わぬ出費や不安に直面することもあります。「保険だけはケチらなければよかった…」と後悔しないよう、十分な補償とサポートのある海外旅行保険に加入してから出発しましょう。
セブ島英語留学前に知っておきたい10のこと
海外旅行保険についてはこちら！
セブ島留学の持ち物についてはこちら！
