みなさんは「メイソウ(MINISO)」をご存知?
2014年頃には日本で話題になっていたようなので、聞いたことがあるかも知れません!
日本クオリティーや日本製、のような宣伝戦略で急激に世界に展開しました。
メイソウ公式サイトより。
凄まじい展開力が伺えますね。
国内店舗はメイソウと違って多いでしょうが、ダイソーは国内外 5050店舗を展開、2017年段階で37億ドル(4200億円)の売上高なので
かなりの規模ででやっていることがわかります。
実態は日本企業に擬態した中国企業で「ダイソーっぽくてユニクロ風味、それでいて無印良品」に評される通りなのですが
この3社が生まれておきながら、この「メイソウ」が日本で生まれなかったのは残念です。
もちろん日本にはそれぞれの3社がいるから、というのが大きい理由でしょうが…。無印良品のセブでの死にっぷりを見ているとそれだけではないような気もします。ダイソーはセブでは大人気ですよ。88ペソ均一なので、100円より高いですが。
昔セブのアヤラにあった無印は今は潰れてしまいましたが、当然だと思います…。日本でも無印は別に安い店ではないですが、それに+関税でとんでもない値段になっていました。
あんなに高い日用品を買うフィリピン人はいないですし、在比邦人だって買わないでしょう。おまけに商品表示は日本語のままです。売る気がないんじゃないかとも思ってしまいました…。一方ダイソーは大部分が日本語のままですが人気なのを見ると、価格が大きくものを言っているのだと思います。
場所はSMシティモール。店内は明るく整然としていて、日本の会社だと言われても微塵も疑いを持ちません。
品目としては無印に近く、ダイソーが取り扱えない価格帯の商品も手頃な値段で提供しています。どれも数百ペソ程度で、電動歯ブラシも2000ペソしなかったです。
こういった日本では簡単に手に入るのに、フィリピンではどこで探せばいいかわからない「微妙なもの」の取扱が多いので、セブ在住の邦人には大いに役立つでしょう。
価格の安さもありフィリピン人のお客さんで溢れていました。
購入していないのでわからないですが、品質は良さそうに見えます。近年、「中国製」のイメージを払拭してきた中国製品、と言う感じ。
文房具等やカバン、財布などの雑貨、化粧品やジム用品、衣類やぬいぐるみなど品目は多岐にわたります。
キーボードやマウス、ヘッドフォンや電動歯ブラシまであります。
共通して言えるのは値段の手頃さ。
ブラトップがセブで399ペソ(800円くらい)なんて!セブでブラトップはユニクロでしか買えないのでは?
ムーミンの足拭きマットやくまもんのぬいぐるみまで。
品揃えが豊富なので見ているだけで楽しいですね。
やはり残念ながら日本の企業ではなく、明らかに日本を意識し、日本企業をイメージしているのでそれが良いとか悪いではなく
日本で生まれてほしかった、日本人の手で生まれてほしかったというのが正直なところです。
しかしこの日本ブランドのイメージ、何かと日本人自身にも「最近では中国や韓国製品に負けている」と叩かれがちですが(特にスマホや有機ELなどの新しい分野)
世界では健在です。もちろん車に関しては言うことはなく、非常に誇らしさを感じます。
ですが、電化製品についても未だに「日本製品がベスト」というイメージは変わりません。
同僚のエジプト人もロシア人も、フィリピン人も「買えるならもちろんSONY」というイメージでした。
SONYに関してはプレイステーションというゲーム機も宣伝になっているでしょうね。世界で遊ばれているゲーム機がニンテンドー、SONY、そしてマイクロソフト(XBOX)なのですから、産業の規模は調べたことはありませんが、車産業並みにすごいですよね。よく目につくもので、子どもの頃から関わっていくものですから。
この圧倒的有利に働くイメージが残っているうちに、日本企業も中国・韓国企業に負けないでがんばってほしいですね。
と、このメイソウを見て思うのでした…。
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ライター
Yuki