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2015/07/31

フィリピンの怪談話

フィリピンの怪談話

つい先日、こっちに住んでいる日本人の友達から実体験の怖い話を聞いたので、同僚のフィリピン人に聞いてみました。
やっぱり、日本と同様、こっちも幽霊、いるみたいですよ…!
(蛇足ながら、長いこといますが学校ではそういう話は聞かないですね。いないのか誰も気づかないのか…)

アカデミックヘッドのJさん。
Jさんが子供の頃、Jさんは2階建ての大きな家に住んでいたそうです。
スペイン造りの家で、2階はほとんどの部屋を取り払って、大きなリビングのようにしていたそう。

ある歳の誕生日、親戚達も遊びに来て盛り上がっていました。
Jさんは親戚が滞在に使っていた部屋で女の子を見つけました。
良く似ていたし薄暗かったので、てっきり、親戚の子だと思って呼びかけました。

「何してるの?こっちにきて一緒にあそぼうよ!」
誕生日なので気分はうきうきです。

しかし、呼びかけに応じて振り向いたその子の顔は…何もなかったのです。目も鼻も口も…
ただその部屋が薄暗かったのと、親戚の子だと思っていたので、不審に思わずそのまま部屋に入り、
「なんで暗くしているの?」と言いながら電気をつけようとしました。

すると恐ろしく冷たいものが手に触れて、反射的に引っ込めました。
何かおかしいことに気付きながら、もう一度手をのばし、電気を付けてみると…

その部屋にはJさん以外いませんでした。
少女の姿はどこにも無かったのです。

凍りついて動けなくなったJさんは大声で人を呼び、そのまま気絶してしまったそうです…。

それ以来、夜中に電話が鳴って、出ると荒い息遣いだけが聞こえたり
Jさんそっくりの女の子が庭先で目撃されたり…
不思議な現象はありましたが、それ以外に何かあったわけでもなく、家族も慣れてしまいそのまま引っ越してしまったとか。また、先生のJさんは大学時代、ある有名な学生がいたそうです。
―――彼女はよく、悪魔に憑かれる。

そう、海外の怪談の主流といえば悪魔憑き。「Possession」。

頭も良くて話のうまい彼女は、突然声色がかわり、ラテン語で話し、不気味な声で笑い始めるのだとか。
悪魔が乗っ取る相手はそういう話がうまい人間を選ぶ傾向にあり、人間を惑わすんだそうだ。

ラテン語をかじっていた学生によると、どうやら話の内容からルシファーじゃないか、と推測していたらしい。
それが本当かどうかはわからないけれど、悪魔側のトップみたいな奴が、わざわざ乗っ取ってまで通じる人間がほとんどいないラテン語を話すというのもなんだか頭が悪い気がする。

結局、その子はカトリックから仏教に宗教を変えちゃったんだって、とJ先生。
そこで僕はわざと意地悪な質問をした。

「毎回悪魔が憑いているのに、神様が助けてくれなかったから?」

仲が良いからできる質問だが、普通なら怒られちゃうかも知れない質問だろう。
その問に対してJ先生はこう答えてくれた。

「もしそれが理由なら、彼女は弱い人間だから悪魔に憑かれてしまったのね」

なるほど。
宗教って面白い。

「旧約聖書やギリシャ神話は面白いから読んでみなさい」というオススメも頂いた。
ギリシャ神話はともかく、旧約聖書はトライしてみたい。

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